
音楽劇『ウレシパモシリ』終演
遅くなりましたが、音楽劇『ウレシパモシリ』、無事に終演いたしました。
劇場に足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
稽古期間は、わずか10日間。
俳優ではない、まさみっちゃんが主役を演じる。
正直、最初は戸惑いもありました。
けれど、終演した今、この作品は僕にとって、とても大切な作品になりました。
これまで長く身を置いてきた大劇場の世界で培った経験や技術。それらが今回の舞台でも生かされた一方、小劇場ならではの学びもありました。
お客さまとの距離が近いからこそ生まれる反応。その場の空気を受け取り、即興性や軽やかさをもって応えること。
限られた時間の中で、カンパニーの仲間とどう関わり、作品創りに生かすか。
普段とは違う環境に身を置いたからこそ、改めて気づけたことがたくさんありました。
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主催の阿部よしつぐさんは、近年ご自身の信じる道を模索しながら、新しいコミュニティを築いてこられました。
数年前にご一緒した頃と比べても、周りに集まる方々との関係性や、その広がりに変化を感じましたし、その方々が彼の歩みを見守り、温かく支えているんだなぁと思います。
そして、その温かさは僕たち俳優にも向けられていました。
初めて出会う俳優たちを自然に受け入れ、応援してくださる皆さん。
その存在があったからこそ、僕たちもお舞台上で多大なエネルギーをいただきながら演じることができました。
こうした出会いを、今回限りのものにせず、これからも大切にしていけたらと強く思います。
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さて、今回の『ウレシパモシリ』、文句を言おうと思えば、いくらでも言える現場でした。(笑)
そして、そこには他人を信じきれなかった自分もいたのだと思います。
「自分が頑張れば、なんとかできる」
そんな過信があったかもしれないし、そもそも他人に頼ることがあまり得意ではない性格でもあります。
でも、自分ひとりがどれだけ頑張っても、どうにもならないことがある。
開幕数日前などは、今まで感じたことのない焦りが心に渦巻いていました。
けれど、舞台というものは、本当に不思議です。
あの劇場という独特の空気感に包まれ、照明が入り、舞台美術と触れ合い、何よりお客さまからのエネルギーをいただくことで、俳優はバケるんです。
本番を重ねるごとに、どんどん変化していく共演者たち。その姿を目の当たりにして、改めて演劇の持つ力を感じました。
また今回、楽曲を提供されているAKIRAさんに、直接お会いし、魂を揺さぶるパフォーマンスと地球全てを包み込むような寛大さに触れられたこともとても貴重でした。

これまで経験してきた公演とはまた違う、特別な時間。
ご来場くださった皆さま、ご協賛いただいた「長靴を脱いだ猫 株式会社」の山本社長、共演者、スタッフ、そしてこの公演に関わってくださったすべての皆さまに、心から感謝いたします。
阿部よしつぐさん、『ウレシパモシリ』に出会わせてくれて、本当にありがとうございました。

またどこかでご一緒できる日を楽しみに。
ありがとうございました。
『素晴らしき共演者たち』
